洗面器の中に熱いお湯を溜め、そこへ3滴ほどの精油を垂らしておきます。すると、そこから湯気として精油の成分が立ち上りますので、その蒸気を吸入して体内に取り入れます。もし目に入ってしまうと問題になることもありますので、目に絶対に入らないように目は開けないようにしましょう。
この方法を行うときには、バスタオルを頭に被るなどして、湯気をそこから逃がさないように注意しましょう。この方法の場合にも、あまり長時間の吸入をしてしまうと粘膜が刺激されることになるので注意が必要です。
ガーゼやハンカチを用意し、そこに数滴の精油を垂らします。そこから立ち上ってくる精油成分を吸入することで、身体に取り入れることができるようになるでしょう。それによって、呼吸器系の状態を健康に保つことができるようになります。しかし、あまり長時間にわたって吸入をしていると、粘膜が刺激されて違和感を感じることもあるかもしれません。
全身浴をするときには、湯船にあまり熱めでないお湯を溜め、そこに5滴ほどの精油を垂らしてみてください。そうすることで、お湯に精油の成分が混ざるようになり、さらに湯気として精油の成分が立ち上ることになります。そこから、身体をゆっくりとお湯に浸かってください。
精油によっては、肌が強い刺激を受けてしまうということもありますので注意が必要です。もし使用中に肌に違和感を感じたというときには、すぐに使用を中断し、それでも違和感があるときには医師に相談をするようにしてください。敏感肌という人は、特に注意が必要になります。
半身浴の場合には、みぞおちくらいの高さにまでお湯を張って、全身浴のときよりも少ない精油を落とすようにしてください。そのお湯を混ぜた後に、汗が出るまでお湯に浸かるようにしましょう。そのときは、上半身が冷えないように対策をしておいてください。
半身浴であれば全身浴ほどの体力の消耗がありませんし、それでいて全身を温めることが可能になります。
手浴の場合には、洗面器などを活用することができます。3滴ほどの精油を落とし、混ぜたお湯に両手を浸かります。
足浴の場合にも同じく、洗面器などに3滴ほどの精油を落としたお湯を使用します。座りながらでもすることができるのが、足浴の特徴になるでしょう。
精油は、実に複雑に構成された天然の化学物質になります。
この物質は、その構造によって発せられる香りや作用も異なってくることになります。
それぞれの特徴を最終的に決定付けるのがこの構造ということになるのですね。
植物の中には分泌腺という部分がありますが、ここで精油は精製されています。
そこから、油胞という場所に精油が溜まっていくようになり、その油胞は植物によって場所が異なっています。
たいていの場合は、葉の表面、皮の表面の近い部分にあるということが多いようですね。”
精油が持っている特長としては、次のような三つのものがあります。
1:芳香性を持っているものであり、強い香りを放つものである。
2:揮発性を持っているものであり、空気中ですぐに蒸発をしてしまうものである。
3:親油性、脂溶性を持っているものであり、水に溶けにくく油に溶けやすい性質を持っているものである。
精油は、エッセンシャルオイルとも呼ばれることがありますが、これはハーブの部位から抽出することができるものです。
ハーブの中からは、葉の部分、花の部分、枝や根といったところからも、果実からもその皮からも抽出することが可能です。
ですが、脂腺という部分を多く持つ植物は、それだけ多くのエッセンシャルオイルを得ることができるようになります。しかし、逆に脂腺が少ない植物に関しては、非常にエッセンシャルオイルの価値も希少になってくるのです。
ローズのエッセンシャルオイルの場合には、わずか一滴のオイルを抽出するために、バラの花びらは50本分以上もなければならないといいます。エッセンシャルオイルはすべてが天然の成分になっていますので、人間の身体に対しても良い影響があると期待できるのです。
精油の持つ特徴としては、どのようなものがあるといえるでしょうか。
1:芳香性を持つものである。少量でも非常に強い香りがあると感じられる。
2:揮発性を持つものである。空気中に放置すると、蒸発をしてしまうという性質を持つ。
3:親油性を持つものである。水に溶けにくいという性質と、油に溶けやすいという性質を持つ。
こういった三つの特徴が主なものとして挙げられます。
精油を使用するときには、そのまま使うことはまずありません。必ず薄くすることでようやく使用できるようになります。また、そのときには親油性の性質を利用して、ベースオイルにしてしまうということもあるようです。希釈剤を用いるときには、アルコールなどが活用できます。
フローラル系の精油を抽出したいというときには、非常に繊細な方法が必要になるといえます。これは、そういったデリケートなものの精油を抽出するために使われる方法です。
例えばジャスミンなども、デリケートな精油ということになりますが、こういったものは水蒸気蒸留法や圧搾法は使うことができないという場合もあります。
石油エーテルなどの揮発性の溶剤を使うことで、まず植物の中から香気を含んだ成分を溶け出させるようにします。
次に、固まった溶剤をアルコール溶剤でさらに溶かしてしまえば、そこから精油の抽出が行えるようになります。”